妻が長年愛用していたcamperのお気に入りのブーツが壊れてしまいました。
雨の日に履いて行ったら雨水が侵入して靴下が濡れてしまったそうです。
ブーツの具合を見てみるとソールが割れてしまっていました。長年履いていたのでおそらく経年劣化でしょう。新品で買って5万円ぐらいしたとのことなので良いものなのでしょうが、さすがに寿命なのかもしれません。
⚫︎シューズドクターでどこまで直せる?
シューズドクターというセメダインさんが作っている靴直し専用の補修剤があります。
以前自分の革靴のソールも直したことがあります。シューズドクターというのは簡単にいうと靴のソールが擦り減ったり穴が空いたり、とれてしまったりしたとき接着剤とラバー部分の補修兼ねたものです。「肉盛り補修」という名の通り、すり減ったかかと部分を追加して(盛って)直すことができる優れものです。しかも乾いて硬化するとゴムのようになり簡単にはすり減らないくらい固くなります。
今回はこのシューズドクター使ってボロボロになったソールを直すことができるか挑戦したいと思います。
⚫︎さあ補修しよう!
シューズドクターを使った補修の仕方は簡単です。まず商品のパッケージの裏に大まかなやり方が書いてあるのでそれを参考にすると良いでしょう。
以下ひび割れたソールの補修の仕方を簡単にご紹介します。
①補修箇所の清掃、下地作り
そのまま補修剤を流し込むでもいけるかと思いますが、ここでは正当法でいきたいと思います。
まず、補修箇所をきれいに清掃します。土や砂がついていたらそれを取り除き、油系の汚れがついていたら拭き取ります。水拭きでもある程度とれますが、全て取り除きたければアルコールや中性洗剤を含ませたタオルなどを使います。わたしなんかは面倒くさがり屋なのでパーツクリーナーでシュッとやってしまいますが。
次にできれば紙やすりでシールをならしておきます。
②シューズドクターを塗る
いよいよ肉盛り補修していきます。まず、ひび割れた箇所にシューズドクターを流し込みます。流すといっても流れるくらいさらさらではなくむしろドロッとしていているので塗るという感じです。
水が侵入しないようにソールの奥まで届くように塗ります。
ソールの奥が塗り終わったら次はソールの表面です。ひび割れた部分が隠れるように塗り伸ばしましょう。伸ばすときはへらのようなものがあると便利です。また、かかとなどを肉盛るときはプラスチック片を土手代わりに使うと上手にはみ出さずに盛れます。
はみ出した部分はヘラでこそぎ取ってまた埋め直します。
③十分に乾燥させる
作業が終わったら十分に乾燥させます。決してまだ乾いていない状態では動かしたり履いて外へ出かけたりしないでください。
完全に硬化するまで約24時間かかるといわれています。
どうしてもひび割れた部分は浮いてしまうのでマスキングテープで上から貼り付け固定しました。
一度乾燥させたから出来具合をみると、まだひび割れがあったのでヘラでひび割れた部分にシューズドクターを再度注入しました。
⚫︎さあ仕上がりは!?
完全に硬化した状態でブーツの履き心地を確かめてみると....。
妻曰く履きにくくもなく、前の状態に戻ったとのことです。雨の日にはまだ使用していませんが、奥までシューズドクターを施したのでおそらく平気だと思われます。
いかがでしたでしょうか。お気に入りの靴が壊れたら、気軽に使える補修剤、シューズドクターをお試しください。
※補足:シューズドクターは20mlの使い切りタイプと50mlの容量の大きいタイプがありますが、一度開けると時間が経つとがちがちに固まるので、この程度の補修なら20ml使い切りタイプをおすすめします。