今年の1月にポリカーボネートで作った簡易二重窓をを寝室に取り付けました。
今回は約1ヶ月使用してみての感想と効果を報告したいと思います。
前回の記事から読みたい方はこちらから↓
ポリカーボネートで簡易二重窓をDIY〜断熱効果はお墨付き - ワイは初心者DIYer
●効果を数字で表す
どのぐらい効果があったかをはっきりと示すには数字で表すのが一番です。
「けっこう断熱できました」とか「前より部屋が暖かくなりました」と言われてもピンときません。それは明確な数字を示していないからでしょう。いくら実感として断熱効果があるといっても数字で表したいです。
わたし自身もはっきりと効果を実証したいので、今回は温度計を使ってきちんと測っていきたいと思います。
検証の仕方は以下のようにします。
場所:寝室 時間:午前6時
方法:
二重窓の中(窓側)と外(部屋側) に温度計を置き、それぞれの温度を測り違いが何度あるかで比べる。
その際、外気温も関係してくると思います。気温が低い日とそれほど低くもない日とでは結果も変わってくるはずです。そのため気温も記録することとします。外気温はアレクサで調べました。(おそらく気象庁のデータだと思われます。)
以下結果になります。
室温 二重窓との間 外気温
1日目 17.2℃ 12.4℃ 7℃
2日目 15.1℃ 5.0℃ 4℃
3日目 15.2℃ 8.5℃ 5℃
4日目 15.2℃ 5.2℃ 0℃
5日目 15.3℃ 10.4℃ 6℃
6日目 15.6℃ 9.7℃ 2℃
7日目 13.3℃ 9.2℃ 2℃
これだけではどれだけ断熱できているのかは分かりません。そうです。だって二重窓がないときの断熱効果と比べないといけません。ということで簡易二重窓を取り付けていない状態の部屋を同じ方法で調べた結果がこれです。
一応カーテンと窓の間を同じ温度湿度計で測りました。
カーテンとの間 外気温
1回目 7.0℃ ー5℃
2回目 9.2℃ ー1℃
3回目 10.8℃ 6℃
4回目 8.8℃ ー1℃
⚫︎窓付近と室温では4℃〜10℃近くも違う!気になる結露は?
実感ですが、二重窓を開けるとひやっとした空気(冷気)を感じます。でいくらかこのひやっと空気をシャットダウンできていることが分かりました。
室内側の窓サッシは外気温との差で結露が発生してしまうのは宿命的なものがありますが、二重窓で結露は防げるのでしょうか。
わずか8畳程度の部屋に家族4人で寝ているので湿度の高さは否めませんが、それでも二重窓のない時と比べるとだいぶ結露は抑えられているのではないかと思います。
こちらは↓東側の腰窓
そしてこれが↓南側の掃き出し窓
やはり面積の大きい窓の方が若干の結露が見られます。
完全に結露を防げるというわけではありませんが寒暖差が少ない分抑えられていることがわかります。
⚫︎費用対効果から考えると二重窓はあり
二重窓なしカーテンのみの昨年の冬は夜中にオイルヒーターをつけっぱなしの状態がほぼ毎日でした。電気代は一番高い1、2月で16000円を超えました。しかし、今年はオイルヒーターも夜の8時から10時までの2時間の稼働のみです。これだけでも昨年の3分の1以下までエネルギーを節約することができています。
エコの観点から見ても、二重窓を設置するのには価値ありとの結論が出ました。