今から何千年も前、私たち人間の祖先は一体どうやって火を起こしていたのでしょうか。
一説には我々ヒトは弥生時代に火を使っていたと言われています。それらの人々は雷から起こった火を消えないように大切にしたと言われています。
と、いきなりなんやねん?!
という出だしでしたが、今回は火起こし器をDIYしていきたいと思います。
今回作るのは弥生時代から由緒代々現代にまで伝わってきた舞切り式火起こし器というものです。
アウトドアに精通している人の中にはライターやマッチなど使わずに火起こし器を使って火を起こし、煮炊きしたり焚き火をしたりするそうです。
別にアウトドア派でなくて何もないところから火を起こすのって感動的です。みなさん作って体験してみませんか。
夏休みのお子さんの自由研究にもいいかもしれませんね。←もう夏は終わっとるわ!
⚫︎火起こし器の作り方と材料
今回使う材料はすべて一般的なホームセンターで手に入るものばかりです。
お値段も高額ではありませんので木工に興味のある方なら手軽に始められるのではないかと思います。
今回参考にさせていただいたのは平塚博物館のHPに載っていた「火起こし器の作り方」です。寸法まで細かく書いてあり大変ありがたい資料となりました。
リンクを貼らせていただきます。
https://hirahaku.jp/kyoushitsu_circle/labo/seika/hiokoshi_2009.pdf
詳しい作り方はそちらに書いてあります。
というのもあまりにも雑なので一応寸法図を載せておきます。本体と土台です。
簡単な説明をさせていただくと....。
①木材をカット、穴あけする
②材料を組み立てる
③いざ実践!本当に火は起こるのか?
です。
①と②は平塚博物館さんの作り方の説明書に任せるとして。←任せるんかーい!
③の火起こしの実践についてレポートします。
本当に火はつくのか?といいますと....。
「はい。つきます。」
ただ子どもでも小学校5、6年生くらいにならないと難しいかもしれません。
理由は相当な回転数で回さないと火種ができないことと、火種が多い方が火が起こりやすいのでたくさん火種を作るためにはある程度の腕力が必要だからです。
バーベキューやキャンプでの焚き火。チャッカマンに頼るばかりでなく、舞切り式の火起こし器で、火を起こし、大昔の祖先の知恵に思いを馳せてもいいかもしれませんね。←それでもうまくまとめたつもりかー?!
補足:説明書にある通り綿紐は4mmが適当ですが3mmでもできないことはないです。ただ綿でできた紐であることが大切です。合成繊維だと伸びてしまってうまく歯車が回りません。