最近自転車のサドルを替えました。
わたしが乗っているのはロードバイクといって、ハンドルが曲がっているけっこうな前傾姿勢で乗るあの自転車。
新しいサドルはPlologo(プロロゴ)の黒いやつで前のものよりも随分と乗りやすくなった。ロードバイクってサドルが硬いとお尻がけっこう痛い。
サドル一つとっても高価なものは1万円以上するものもあり、やはり値段の高いものは性能もよく使っていて気持ちがいい。ちなみにプロロゴのサドルは1万円〜2万円くらいで買えるものが多い。
今なら1万円で安い自転車が丸ごと買える時代。2万円なら少しグレードの高いママチャリが買える。
サドルのみに1万円を出すのはなんだかお金をかけすぎているようにも思えるが、実はそうではない。
わたし自身も最初はそう思っていた。自転車なんか乗れればいいんだって。
⚫︎ロードバイクの魅力
まだロードバイクを乗ってから5、6年しか経っていないし、1台しか所有していないが、わたしなりにロードバイクの魅力を言葉にしたい。
それは【ロードバイクはとっても✴︎ミニマムな乗り物】だってこと。必要なパーツだけで作られており、全く無駄がない乗り物ということ。
✴︎ミニマム(minimum)とは最低限度という意味。
自転車は消耗品のかたまりと言われている。
これはどう言う意味かというと、自転車を作っている部品は、そのほとんどが消耗品だということ。つまり、消耗品だからそれはいつか時間が経つと古くなって交換しないといけない。
【交換する→お金がかかる】わけだが、5、6年も経つといろんな部品が古くなって、自転車屋さんに持っていくと、
「いやータイヤやブレーキワイヤーも痛んでいるんで交換したほうがいいですね」(自転車屋さん)
と、他のいろんな部品も替えて⚪︎千円とかけっこうお金がかかることがある。古くなればしょうがないこと。
そうするとこれは私の憶測だけど、ほとんどの人は1万円くらいで買った自転車の部品交換に何千円もだすのはばかなかしいと思う人もいるはず。だったら新しい自転車買うわーとなるわけ。
そうやって自転車を乗り換えてきた方も少なくないのではないだろうか。
これがロードバイクだと、そうはならない。
ロードバイクは安いものでもメーカー品なら10万円程度する。それはフレームやハンドル、コンポーネント(クランク、ブレーキなど)、サドルなどといった部品の値段であって、これらのグレードが高いか、低いかで値段は大きく変わる。
ロードバイクはその高い性能ゆえ部品自体が高いが、これらの部品が古くなったり、壊れたりしたらそれらを交換することでいつもまでも乗れる乗り物である。それゆえにミニマムという言葉を使わせてもらう。
それじゃ普通の自転車だって同じだろう!という人もいるかもしれない。
でも、1万円の自転車に1万円の修理代を払うのと、10万円の自転車に1万円の修理代を払う感覚とでは全然違うと思う。
ロードバイクは素人でも、やる気さえあれば簡単にパーツ交換ができるのが魅力なのだ。タイヤだって簡単に外せる。
実際に、私はこれまでにチェーンを初め、タイヤ、ブレーキ、バーテープ、ボトムブラケットなどなど数々のパーツを交換してきた。
よいパーツに変えると自分の自転車が格段に乗りやすくなる。その都度、自分の自転車への愛着も強くなってきた。
これからも自分でパーツを替えながら、長くロードバイクを乗っていきたい。