持っている家具が生活スタイルの変化なんかで使いにくくなってしまうことってありませんか。
そんなとき、買い替えるのはもったいない。
一手間かけてリニューアルできたらいいなって思いませんか。
数年前にIKEAで買ったトレービーという収納家具があります。
見た目は木目でおしゃれなのですが、一つ困ることが。
それは、奥行きが40cm近くもあるのでとても使いにくいということです。
本棚として使っていましたが、なにせ奥行きが40cmなので手前と奥とで本を収納することになります。すると困るのが奥に収納した本の背表紙が見えないということになります。
背表紙が見えないのでどんな本があるかも知らず知らずに忘れてしまうのです。
奥行きがあることで本意外の収納には便利なのかもしれませんが。
そんな理由もあってこの度に思い切っってかねてから構想していた「IKEAのトレービーを薄型本棚にリメイクDIYする」を決行したいと思います。
●構想
写真のようにIKEAトレービーは厚みが40cm近くあります。これを半分にしたら奥行き20cm近い薄型本棚が2つ作れることになります。
そんな単純ではない!と言われてしまいそうですが,シンプル思考なのです。単純なのです。
●作業行程
ではどのようにリメイクしていったのか見ていきましょう。
①半分にカット
電動丸のこで半分にカットします。きってびっくり!突板のしたは空洞になっているところがあって、しかもよくみてみると。
紙でできていました!
どおりで軽いわけだ。
しかも中が詰まっているのははしっこだけでした。
これは予想外!
②カットした材料を組む
中が空洞なのは意外でしたが、それでも組めます。ダボを使って本棚の形(とりあえず四角)に組んで行きます。
ドリルでしたあなをあけて、ダボマーカーでしるしをつけて、ダボでつなぎます。幸いここは空洞ではないのでダボがききます。
これではまだ強度がありません。
③棚板を取り付ける
棚板を取り付けます。上からB5サイズ、A5サイズ、A4サイズの本が入るように棚板をつけました。もっている本にあわせるとこれがいちばん空間を無駄なく使えるようです。
タボで稼働棚にしたかったのですが、中身が空洞でそれは無理。作戦変更で、横から木ねじでとめることにしました。
本棚として使うにはきょうどめんで心許ないので、背面を合板で覆います。
後ろから棚板にネジで固定するとそれまでぐらついていたのが一気になくなりました。本棚として使えそうです。
棚板には下穴をあける。
横からネジ止めする。
見ての通り後ろはハリボテ。
合板を背面でネジ止め。
後ろ姿が少しましになった。
④水性ニスを塗る
今回使用した棚板はホームセンターに売っているパイン集成材でした。加工しやすいし、強度もあって便利なのですが、このままだと色が合いません。ダイソーの水性ニス(チーク)で塗装します。
そのまま塗ると濃いので、水で濡らしたタオルでムラにならないように広げながら塗装しました。
ちょっと濃いかなって思ったけど乾くと大丈夫でした。
⑤完成
じゅうぶんに乾燥させて完成です。
見た目は、無印の薄型本棚のようで期待以上のできでした。
※無印良品の薄型本棚は現在廃盤です。
後ろがすかすか木材でしたが、それも合板で見えないし、壁につけてしまえば気になりません。
かかった金額は材料費のみ!
合板 1800円 90×180
パイン集成材 1800円
合計 3600円
しかも合板はもう一つ作れる材料が残っている。パイン材だけ買い足せばOK。
次回は、半分に切った片われで同じ本棚をもう一つ製作予定です。