古くなった子供用のヘルメット。長い間屋外に放置していたせいか、表面がベタベタして劣化してしまいました。
最初は、新品で見た目も良かったのに色もくすんできてさびしい限りです。
今回は、そんな古くなってしまったヘルメットを違う色に塗装し、新品とまではいかなくともイケメンなつや消しブラックに変身させたいと思います。
①洗浄→マスキング→下地づくり
この塗装コーナーでは何度も言ってますが、塗装は下地が命。
下地をおざなりにすると後にせっかく塗った色が剥がれてくることになります。
ですので下地には十分に時間をかけるべし。
まずは洗浄して油脂を落とします。脱脂の作業です。ヘルメットは台所用洗剤で洗えそうだったのでお風呂場でごしごしと泡立てて洗って乾かしました。
お次はマスキングです。
塗装したくない場所。塗装されると困る場所をしっかり保護します。マスキングはちょっと面倒ですがこれを怠るとせっかく塗装しても仕上がりがきれいになりません。
次にもはや下地には必需品となったプライマー、ミッチャクロンを塗布します。ミッチャクロンとは塗料の密着性を高めるものです。
この時よくあるヘルメットの発泡スチロール部分はしっかりマスキングしておきましょう。
でないと油性のミッチャクロンが発泡スチロールを溶かしてしまいます。これは後のラッカースプレーでも同じことが言えます。
②ラッカーで塗装
何度も重ねて乾かしてを3、4回繰り返して塗り残しのないように塗装していきます。
どこかに塗り残しがないかどうか見えるように塗装作業は明るい時間帯にすることをおすすめします。
乾かした後は塗り残しがないかどうかマスキングを剥がしながらよーくチェックです。
あとで「あーここ塗ってなかった」なんてことがない様に。
③完成
油性のラッカーはにおいがきついので完全に乾いて匂いがなくなりまで時間がかかります。1日以上外に置いておいてもよいでしょう。
そして.....。
完成です。
仕上がりは、いかがでしょうか。
べたつきはなくなり、マットな黒の仕上がりになりました。