⚫︎ベビーカーが壊れた
壊れたといっても使えないほどではない。ただ、日除けとして付いている屋根部分の骨折れただけだ。
材質はプラスチックだし、買ったのは5年位前だししょうがない。問題なのはこれから暑い季節に入るというのに肝心の日除けがなければ困るということだ。
「プラスチック製の骨ぐらいでガタガタいうなよ」ともいえるがされど「プラ骨なのである」こういうことってよくある。どういうことかというと「大したことじゃないんだけど、新しいのを買うまでもなくでも困るやつ」だ。
このベビーカーのプラボネ折れがそれだ。
そしてDIYerの端くれとして低コストで直せないかとも思った。ホームセンターで材料を少し揃えれば持っている工具やらでなんとかなりそう。
この「なんとかなりそう」という感覚がDIYにとってまさに大切なポイントだ。それすらなければ何をする気も起こらないのだから。
⚫︎修理方法を考える
さて、修理方法について考える。先程「なんとかなる」と思ったのは次のような修繕方法を思いついたからだ。
それは、「鉄製のプレートをつなぎとして使ってネット付きのネジで連結させる」という方法だ。
これなら強度も十分だろう。なにせ骨部分なので十分な強度がないとせっかく直しても直後またはしばらく使ってまた壊れるということになりかねない。最初は、エポキシ樹脂のような強力な接着剤使おうとも考えたが、どんな強力接着剤でもすぐに折れるだろう。
すると接着剤という選択肢はブー。
あとは、鉄プレートで連結ねじ止め作戦しかない。
⚫︎材料調達
用途にぴったり合う材料はないか。目的にぴったりと合うのであればそれは廃材でもいい。むしろ修理にそこまでお金をかけたくない。しかし、どうしてもちょうどいい材料が見つからなければ買うしかない。そこで近所のホームセンターに行くことにした。
そして買ったのはこちら。
ユニオンプレートという鉄製のプレートとナット付きのネジ。
プレートは1つ30円。ネジはセットで140円程度。合計200円程度の材料費となる。
⚫︎修理開始
折れた骨にドリルで穴を開けて、そこにネジを通し、プレートを使って固定するという方法でいく。
ドリルは鉄工用ドリルを使用した。これだとしごく簡単に穴があく。
あけた穴にネジを通してプレートを固定。
ねじ止めすると頑丈に強度は申し分ない。
⚫︎完成
所用時間は約1時間弱。
これで夏の暑い日でも役に立つベビーカーになった。^_^まだまだ使えるものを長く使うためにも大切なこと。
⚫︎まとめ
今回一番心配だったのは強度だった。せっかく修理してもすぐにとれるようなものでは意味がない。そしてやり直しはつらい。
そこで鉄製プレート使ったのが正解だった。しっかりとナットで締めて外れたり緩んだりする心配はなさそう。
修理にかかる費用も200円程度と安くすむのも大きな利点だ。
今回使ったこの修理方法はDIY熟練者にとってみたら当たり前のことかもしれないが、この鉄プレートで連結させる修理方法は他の修理にも応用が効きそうだ。